不動産相続時の流れ・必要書類
不動産相続手続きの手順と必要書類を詳しくご紹介します。
遺産分割協議の後の手続きについて、順に解説します。
遺言書の有無を確認
不動産相続が発生した場合、まず最初に遺言書の有無を確認する必要があります。
遺言書が存在すれば、基本的にはその内容に従って相続手続きを進めます。
遺言書は故人の意思を明確に示すものであり、遺産分割協議の後で見つかった場合でも、遺言書の内容が優先されます。
ただし、以下の条件に該当する遺言書は無効とされる可能性があるため、注意が必要です。
・遺言書に日付が記載されていない場合 ・遺言書が他人によって代筆された場合 ・遺言者の署名や押印がない場合 ・複数の人間によって共同で書かれた場合 遺言書の内容の妥当性を判断するためには、弁護士などの専門家に相談することがおすすめです。
彼らは法律の専門知識に基づき、遺言書の解釈や法的な効力についてアドバイスを提供してくれます。
参考ページ:不動産を相続する場合の注意点!必要書類やどうやって進めるのか解説
法定相続人の確定
次に進む前に、法定相続人を明確にする必要があります。
なぜなら、相続人が確定しない限り、相続手続きを進めることができないからです。
法定相続人を特定するためには、故人の生まれてから亡くなるまでの戸籍の謄本を入手する必要があります。
遺産の分割協議が行われた後に新たな相続人が見つかってしまうと、遺産の再分割協議が必要となります。
これを防ぐためにも、専門家のアドバイスを受けながら法定相続人を確定させることが重要です。